ハタチのボヤキ

ハタチとか言ってますがホントは22です。学歴コンプを軽く拗らせた私の心のモヤモヤの掃き溜め。

モデルナワクチンの一発目を喰らってきた話

お久しぶりです。コロナ禍のもと、皆さん如何お過ごしでしょうか。

僕はノンアルチューハイでイブの解熱剤を飲みながらコレを書いています。

コロナウイルスのモデルナワクチン、その一発目を打って来たのでその覚え書きとして筆を、っていうかスマホを取りました。実際の接種の様子などの参考になれば幸いです。

 

電通大の学生向けの予約枠でワクチンを予約しました。当方に接種券と予診票は無いが、予約メールにも未所持でも問題無しとあり、他の持ち物の指示も見当たらなかったので、スマホと財布と家の鍵だけ持って会場の大学の体育館に到着。入口で検温と手指消毒。バインダーとモデルナワクチンの注意書きのチラシを貰って二階へ。シートが敷かれているので靴のまま。

 

そして二階。予診票と接種券が無い事をどこで伝えればとオロオロしてたら書類未記入者レーンが用意済。そっちに突入すると「忘れた人はコレ書いて」の文字とともに予診票が置いてある。氏名と住所を書いて体調に関するチェックリストにチェックするだけの簡単な作業。終わらせて問診待機列の方へ。

ちなみに体育館二階、この為にエアコン増設してガンガン焚いてるので、Tシャツに短パンで行ったら少し寒かったです。

 

問診待機列の入口で先の予診票を係の人にチェックされる。接種券を貰い、氏名を書き、問診待機列へ。書いた書類は渡されたバインダーに挟む。数分待っていると順番が回って来て、カーテン付きの四角いテントのようなブースで医師の問診を受ける。体調悪く無いですか、これまでワクチンで具合悪くなったこと無いですか、とか。別に問題無かったんでハイハイと答えていったら一瞬で終わった。

 

問診が終わったらいよいよ接種列に並ぶ。副作用が結構ヒドイ、みたいな話は正直ちょっと大袈裟なんじゃ?と思ってたけど、流石にここまで接種が現実味を帯びて来れば少しは怖くなる。「体調崩しやすい人は横になって注射する用のベッドあります」とか書いてあるし。

そしていざ自分の番。問診と同じようなブースに座り、看護師さんを待つ。注射を打つ係の看護師さんはキャスター付きのイスで隣接の2~3ブース間と備品置き場を行き来している。通されたブース内で順番を待つ間、僕はTシャツの袖を捲りながら、子供の頃にかかりつけの先生に教わった「注射を打つ箇所をあらかじめ圧迫しておくと痛くない」を思い出し、自分の左腕を右手でガッシリ掴んでいた。

そうこうしているうちに、ブースに看護師さんがやってきた。いよいよだ、と左腕を掴んでいた右手を離す。左腕に注射をすることを看護師さんに確認され、アルコール綿で腕を消毒される。注射器の先端のキャップが外される。ああ、いよいよか。と思ったその時。看護師さんの口から衝撃の一言が飛び出した。

 

「キャップと一緒に針が取れちゃったんですけど」

 

ちょっと待ってくれ。今回のコロナワクチン接種、効率アップの為に開発された新型の注射器を使ってるとかいう話は聞いたことがある。だとしてもそんなことがあるのか。ここで僕の恐怖は最高潮だった。副反応云々ではなく、刺された注射針が取れて体内に残り、それが心臓や脳に到達して死ぬんじゃないかと本気で怖くなった。そんな僕をそっちのけで、担当の看護師さんは他の看護師さんに状況を説明し、新しい注射器の準備をしている。

それが終わり、二度目の消毒をすると、いよいよ腕に注射針が当てがわれる。脱力の指示を受け、出来得る限りの全力で脱力する。次の瞬間、消えないこちらの恐怖をよそに、針が体内に侵入してくる感覚があった。インフルエンザ等の予防接種で何度も味わった感覚だが、いつになっても心地のよいものではない。針の刺さっているであろう左腕を、結局僕は最後まで直視することが出来なかった。

 

気持ち少し長めの注射が終わり、針が抜かれ、正方形の絆創膏が貼られる。腕の痺れがあるか確認され、今日は運動とアルコールを控えること、入浴は可能なこと、腫れや痒みが出る可能性があること等を伝えられる。長机で待っている係の人にバインダーの書類を見せ、経過観察のため現在時刻より15分以上を目安に休憩スペースで座っているように指示される。ソーシャルディスタンスが取られたパイプ椅子に腰掛け、スマホをいじって時間を潰す。途中、近くに座っていた人が挙手し、看護師さんに連れられ何処かへ消えて行った。ここで二度目の恐怖のピークが来た。しかし僕はこの15分の休憩時間では何も起こらず、無事に予診票を提出し、接種券にシールを貰って退出。

 

以上が僕のワクチン一発目接種の様子である。

このあとラーメン大盛りを啜り、帰宅し、エアコン下でゴロゴロしてましたが、今のところ少し腕が痛む程度で、目立った副反応は見られない。イブの解熱剤が効いているのかもしれないが、何かあったら追記します。

 

追記

 

8月末に2発目しました。

接種までの流れは全く同じ。

担当が熟練のおばさん看護師さんだったからか、針が取れるアクシデントもなく無事終了。その日の夜に寝るまでは副反応はほぼ無し。

朝起きた瞬間に高熱出てました。

一日中寝て過ごしました。

次の朝には治まってました。

おわり。