ハタチのボヤキ

ハタチとか言ってますがホントは22です。学歴コンプを軽く拗らせた私の心のモヤモヤの掃き溜め。

就職活動any%RTA 国立理系学部から中小企業チャート(記録:2ヶ月)

どうも、お久しぶりです。お元気ですか。僕はそこそこ元気です。

私事ですがこの度、私は今夏に内定をいただいた企業に就職することになりました。そこで感じたことを、半年たった今、振り返っておきたくなったので筆を執りました。

タイトル通り、超短期ゲリラ決戦で終了した僕の就活。その全貌です。(企業名などは全て伏せています。)

 

レギュレーションとしては

・国立大学理系学部22卒予定

インターンや説明会など就活イベントに初参加した時点でタイマースタート

・満足できる内定が出たらタイマーストップ

です。

 

はい、よーいスタート。

 

先のレギュに従って言えば、僕が就活を開始したのは大学4年生の5月下旬頃からです。なのでこのあたりは次の(★★★)まで流し読みでいいです。

まず4年生進級時点までの状態ですが、それまで全く就活(と大学院進学)の準備をしていませんでした。説明会やインターン、その他諸々の就活に関わるイベント全てひっくるめて一切無しです。優柔不断な性格ゆえ、なかなか進路を絞れなかった為です。

また、僕は大学での成績があまりよろしくなく、毎年のように単位を取りこぼし、これまでの3年間ずっとスレスレの成績で進級していました。GPAが2を超えたことは一度もありません。そのため、3年次後期の成績が発表された春休みに、あまりの取りこぼしの多さに自分が留年したと勘違いしていたのです。

すでに配属が決まっていた研究室の先生にその旨を伝え、親に泣きながら頭を下げ、再履修科目の勉強に明け暮れていた5月中旬ごろ、研究室の先生から連絡がありました。

「どうやら君は進級している。話がしたいから一度研究室に来い。」

この一報を受けて、改めて成績(と進級条件)を見ると、春休みに留年したと思ったのは単位数の数え間違いであり(あまり良くないのは変わりませんが)、卒研着手に可能な成績は何とか取れていたのです。この時点で、大学院進学を目指すにももう時間が足りないことと、前述のように成績の悪い僕が院進してもモチベーションが続かないと判断し、就活を始めることになりました。成績の勘違いは結果として就活への決心の決定的キッカケとなったのです。前期の卒業研究の活動も、就活と並行でできるものにしていただきました。親と先生には本当に感謝しきれません。

(★★★)

長々と語りましたが、要するに大学4年生の5月にゼロから就活を始めることとなったのです。一切の誇張もなく本当にゼロから。

さてここからようやく就活と呼べるフェーズが始まります。

5月下旬、まず初めにしたのは某就活情報サービスのアカウント作成です。ここでタイマースタート。作成したとたんにメールが求人や説明会の情報で溢れました。その中から日程の合う合同説明会を選び、参加しました。正直あまり興味を惹かれる企業は無かったのですが、特典のギフト券欲しさに10社ほどの説明を受け、滑り止めでいいからと引越業のA社の面接予約を取り付けました。大学受験で現役生時代に調子に乗って本命クラスのみ受験して全滅し浪人した過去を持つ僕なので言いますが、たとえ一切入る気がなくても滑り止めは必須だと思います。万が一のセーフティーネットがあるというのは非常に強力な精神安定作用があり、合格したという事実は自己肯定感を生み、何より本命のリハーサルになります。

6月、A社のワンデー面接を終え、内定と相成りました。と同時に、本命である工業系の企業を捜していました。というのも、名だたる大企業のエントリーは尽く閉め切られており、中小企業に絞ることは決めていたのですが、にしても数が多く、希望に合う条件がなかなか見当たらないのです。

7月初め、ここで大学のキャリアセンターからのメールで紹介されていた合同説明会を予約し、参加しました。その紹介されたイベントが少人数制であり担当者とじっくり話ができる(希望する条件に合うか見極めたい)こと、理系限定であり参加企業のジャンルが興味と合致していたこと、希望する中小企業中心であることの3点が参加の決め手です。この説明会で知った2社に興味を持ち、面接を受けることにしました。

まず1つめ、電子機器のB社。本部が地元の神奈川県であること、誰もが知る某ゲーム機の開発に携わっていることから興味を持ち、一次選考を受けて通過しましたが、優先順位の高かった後述C社の内定が出て辞退しました。説明会の初めに大学名を告げると「是非ウチに!」と言って頂けた上で断るのは非常に心苦しいものでしたが。

2つめは機械部品のC社。ある大手グループ傘下の会社で、そのグループ名だけならわかる人も少なくないと思います。説明会の時点では正直あまり惹かれなかったのですが、イベントの数日後に電話で直接のお誘いがあり、日程の都合がついたので一次選考に参加。そこで改めて会社説明を受け、自動車などの大型機械の開発に昔から憧れていたこと、社内研修制度がしっかりしている(大学での専攻は化学であるため機械系の勉強は必須)ことが決め手となり、ここにしようと決めました。二次選考の役員面接もつつがなく終了。無事内定となりました。

このC社に入社承諾し、A社の内定とB社の二次選考を辞退したのが7月下旬であり、5月下旬頃からトータル二か月でタイマーストップ。多分コレが一番早いと思います。完走した感想もへったくれもなく一瞬で終了しました。

終わって見れば無敗二冠、三冠目を辞退。まるで最近何かと話題の競走馬トウカイテイオーですね。(僕の受けた面接試験がG1どころか重賞クラスに届いているかは置いといて。)

 

ここで勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、受けた面接は全勝してるんですよ。じゃあ面接の練習はどれだけしたのかと言えばこれもゼロです。ネットや本で覚えたちょっとした小手先のテクニックは使いましたが、面と向かって面接を受けた経験は英検3級と高校受験、直近は数年前のアルバイトの採用試験。本当に就活の為の面接は練習ゼロです。

敢えて言うなら、3年間の個別指導塾での講師アルバイトの経験が大きいのかと思います。面接のネタになるのはもちろん、生徒への指導を通し、質問に対応したり難解な概念を簡単に言い換えて説明する事が自然と出来るようになったのかと。実際にB社とC社の面接にて「大学で勉強したことや卒論の内容を噛み砕いて教えて」という質問があったのですが、塾講師として噛み砕いての説明は日常茶飯事であり、楽勝でした。インターネットで大喜利のタネにされるようなトンチキな質問(自分をモノに例えると?や、我が社の今朝の株価を見たか?など)は幸いにも聞かれなかったです。

 

正直に言えば、短期決戦で終われた理由として一番大きいのは中小企業に絞ったことだと思います。フロントマンとしてバリバリ活動するより裏方で支える仕事のほうが僕の性に合ってることもありますが。もちろん大企業のブランド力は憧れます。しかし、誰もが知る有名大企業であれど、下請けとなる中小企業がいて初めて成りたつわけで。そう考えたら、中小企業に入って様々な大企業に技術提供をするほうが、むしろ経済を掌握している感じがしません?僕はしました。

また、いわゆる学歴フィルターに引っかかりそうなところも避けました。まぁこれは仮にも国立大生なので弾かれるほうが珍しいかとは思いますが。むしろ大学名を告げると相手の目の色が良い意味で変わることが殆どでした。先述のB社みたいに。

 

長々と書きましたが、要するに就活は

 

学歴にトーク力(りょく)をトッピングして倒せそうな相手だけ殴るのが正義

 

です。

長時間のお付き合いありがとうございました。

以上。