煙草ガチアンチだけど電子煙草に手を出した話。
僕は、煙草が嫌いだ。
有毒ガスをわざわざ発生させて吸って楽しむなんて、どうかしてる。
そして、僕にとっては、煙草は、いなくなった親父の象徴でもある。
家の間取り的に、ベランダのすぐ近くだった自室。親父の煙が、ことあるごとに入ってくる。これで朝、目が覚めることもあった。
家族旅行でも、父の煙草の待ち時間。母がこれに関して何回愚痴を吐いたことか。前回のブログで述べた、母が溜めていたストレスの一つは、間違いなくコレだろう。
だから自分は、健康被害や依存リスク以外にも、煙草に対する得体の知れぬ嫌悪感を抱いている。
友人に薦められても、頑なに拒んできた。
そんな僕が。
近所の電機屋で安売りしてたので。
この、V STICKっていう電子煙草、いわゆるVAPEを買ってしまった。
SMVジャパン VSTICK ブラック (セット販売) メンソールブラック1パック/メンソールタバコ1パック
- 出版社/メーカー: VP Japan
- 発売日: 2019/05/14
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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この、本体価格¥2000ほど、カートリッジ¥1000ほどの商品。
本体¥1200、カートリッジ¥400で売ってたので、ついつい手が出てしまいました。
まぁ、ニコチン無しって書いてあるからノーカンでしょ。煙草とは別物でしょ。
試験期間で魔が差したってのもあるけど。
あと、何よりデザインがどストライク。
商品名にはブラックって書いてあるのに、実際手に取ると青に近い。こういう色、めっちゃ好き。
ってわけで、試した結論から言います。
そりゃハマるわ、煙草。
喫煙者滅びろ、とか思ってたけど、減るわけないよ。
深夜にポテチの袋開けたあの感じと同じ。
口寂しさからついつい口に運んでしまう。
そして、自分の吐息が可視化される感覚。
深呼吸するだけでかなり落ち着くのに。
昔誰かが、
「煙草を吸うのは母の乳首が懐かしいから」
とか何とか言ってましたけど。
それもあるのかな。
とにかくめっちゃ落ち着く。
しかもこの商品なら火を使わないし、フ○スクやミ○ティア感覚で口に運べちゃうのが犯罪的。
とにかく。
今まで喫煙者を根拠無しの偏見100%で頭ごなしに批判してきたけど、その件に関してはごめんなさい。
上手く住み分けて暮らせる世の中になるといいですね。
あるいは。
喫煙者全員ニコチン無しのVAPEに乗り換えろ。
僕は絶望的に恋愛に向いていないのかも知れない。
僕の通っている大学は、理系単科大学ということもあってか、女子学生が非常に少ない。
そのため(かどうかは知りませんけど)、何かキッカケがないことには、女性と関わらない。
恋愛対象は女性、彼女いない歴イコール年齢、の僕からすれば、これは由々しき事態だ。
人間だもの。さすがに彼女の一人や二人、出来たっていいじゃない。
思えばこれは今に始まったことじゃない。僕の人生は一貫して恋愛要素ゼロだ。
小学校では、恋心は下心という共通認識が蔓延っていて、誰かに恋なんてしようモンなら、イジメのターゲットにされるような環境だった。なので恋愛はダサいものと思っていた。
その影響もあってか、中学高校と共学だったにも関わらず、色恋沙汰を一度もくぐり抜けて来なかった。
浪人生となってから、中学高校時代の友人達は次々とリア充デビューしている、というウワサが、嫌でも流れてきた。大学に入ったら流石に一歩踏み出すぞ、そう思っていた。
そんな矢先だった。
最後の模試を終え、2度目のセンター試験を目前に控えた年末のある日、両親の口からとんでもない言葉が飛び出した。
「私たち、離婚することにした。」
耳を疑った。何も考えられなくなった。というか考えたくなかった。どんな顔をすればいいか分からなかった。
「実は10年ほど前からお互いに不満が蓄積していた」
「ソレが爆発したので今回こういう結論に至った」
「二人の問題だからこっちで解決する、だからあんたは受験に集中して」
イヤイヤイヤ無理でしょ。
せめて春まで待ってよ。
(後日談だが、最終的に親権者となった母曰く、「春まで待っていたら学費の支払いをどうするかでもっと面倒なことになると思った。」とのこと。)
一通り胸の内を吐露しあった後、空気が重過ぎて、うなだれた頭を上げられなかった。
その後一週間ほど、上の空で過ごしたのは言うまでもない。
父が家から出ていった後、将来の自分に彼女が出来たとして、上手くやっていく自信は完全に喪失していた。
何故なら、僕は幼いころから
「お父さんそっくりだね!」
と言われて育ってきたからだ。親戚の集まりでは、これを言われない日はなかった。
だから、お前は異性に好かれない、といった旨のことを言われても、父が結婚出来たのだから大丈夫、と信じて心の支えにしてきた。そんな父が、20年近く共に過ごした女性に拒絶されたのだ。
それだけでなく、自分の両親は、愛してくれた人を切り捨て、愛した人を幻滅させる人たちである、という事実を叩きつけられたのだ。
また、自分のルーツである親の一方が、もう一方を否定する、というのは、間接的にではあるが、親から人格否定を受けたも同然だ。これはかなり精神に効いた。悪い意味で。
この気持ち、経験者にしか分かるまい。
何とか大学に滑り込んだ後、二十歳になって、他大学に通う旧友との飲み会に参加すれば、開口一番、女性との交際の有無を問われる。
親のことは出来れば言いたくなかったので、周りに女性がいない、と答えてみせた。
無慈悲にも、そんな言い訳するなよ!ゼロじゃねーだろ!と返される。
これで頭にきた。
こっちの事情も知らないで、何を聞いてんのじゃお前。こちとら彼女出来る自信を失ったんだぞ。
そう吐き捨てて両親の離婚を告白。
質問は止み、慰めの酒を奢ってもらった。
でも、空気を濁してしまった。
そのあと、昔話を蒸し返して笑って、飲んで、近況報告で盛り上がって、飲んで、何とか場を持ち直した。
おさけの ちからって すげー!
そして迎えた2度目の飲み会。
心の傷も時間が幾らか癒してくれていた。出会いさえあれば彼女欲しいと思える程までに。
再び交際相手の有無を確認されても、現実で無理そうだから画面の中で探してる、と冗談を言ったら意外とウケた。探してないけど。
そこでマッチングアプリを使うことを提案されて、数日後に実際にインストールしてみた。
しばらく使ってみて、ある女性とマッチが成立した。
お互い学生で、同い年だったこともあり、会話は弾んで、いい感じになれそうに思えた。自分の大学を明かすまでは。
大 学 名 を 告 げ た と た ん 、
そ の マ ッ チ は 解 除 さ れ た の だ 。
もしかしたら、こちらのトークスキルの欠如や、プロフィール欄に「都内の理系の国立大生」と曖昧に書いたこと(相手に東大生とか東工大生だと期待させてしまった、とか。)とかが理由かも知れない。
でも、ここまでの紆余曲折を何とかくぐり抜けて、やっとの思いで、自らの力で掴み取ったことですら否定された、と解釈してしまう自分。超虚しい。凄く虚しい。
学歴コンプ再燃。
滅びろ学歴社会。
もう笑うしかない。
はいはい草生える草生える。
あははははははははははっ、はははははははははははははwwwwwwwwwwwwww。アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、アハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハwww
ゲホゲホッ、オエッ。
ふぅ。
このように、新たなライフステージに差し掛かる度に、恋愛から遠ざかるようなイベントが発生する僕も、今年で21歳である。彼女は未だいない。
これじゃ魔法使いコースまっしぐらだよ。
I need somebody to love.
お願いだからアベンジャーズに誘わないで欲しい。
通ってる大学から少し歩くと映画館があって、講義後に寄る学生もちらほらいる。
今度コナン見に行こうぜ、とか、ピカチュウのやつ見た?みたいな会話もしょっちゅう聞く。
そんな中、先日公開されたのがアベンジャーズの新作。
前作、前々作が大ヒットしたこともあり、かなりの人気みたいだ。
そして、恐れていたことは起こった。
「今度アベンジャーズ見に行こうぜ!」
友人に誘われた。
即座に断った。
これには理由がある。
映画好きな人には怒られるかもだけど、
あまり洋画が好きじゃないのだ。
まず、日本人と喜怒哀楽のツボが違う。
例えば、アメリカンジョークで大爆笑したり出来ないし、あるあるネタもわからない。「神に誓って」みたいなセリフがピンとこない。だから感情移入が上手く出来ずに話が入ってこない。
そして、(これは一部の邦画にも言えるけど、)ストーリーが起承転結の型にハマりすぎている。なので話に意外性が乏しく、観てもだいたい話の流れが読めてしまい、退屈してしまう。昔どこかで、向こうの話は宗教的なタブーが結構あるからこうなってしまう、みたいなことを聞いた覚えがあるが、恐らく本当なのだろう。
外国人の顔と名前、横文字が覚えづらいってのもある。主要人物ならまだしも、チョイ役のアイツの名前なんて映画が終わる頃には忘れてる。敵や重要なアイテムとかの名前も途中でごちゃ混ぜになる。
極めつけは、隙あらばキスシーン&ベッドシーン。最後のシーンでキスして、「幸せなキスをして終了、最後に愛は勝つ!」みたいな流れになると、えっ、これで終わり?ってなる。
何事も食わず嫌いは良くないと思うけど、アベンジャーズに誘われるとどうしてもこういう面倒なこと考えちゃって2000円払うの躊躇っちゃうんで、誘うのを控えて欲しい。そんなに面白いなら金曜ロードショーまで待つから。
【IE40 PRO】初めて一万円超えるイヤホンを買った。
長い通学時間には音楽プレイヤーが欠かせない。もちろん僕も例外ではないです。
一年近く毎日使っていたウォークマンのオマケのノイズキャンセリングイヤホンが先日遂に断線、音が飛び飛びにしか聞こえないように。
ジャックに差し込む角度が良ければ何とか使えるので、しばらくはそのイヤホンで我慢していたのですが、ある日新宿のヨドバシで運命の出会いをしちゃいました。。。
それがこちら、ゼンハイザーのIE40 PRO。
昨年末発売のモデルだそうです。
定価約14000円。色はこのクリアと黒の二色。
まずは見た目に一目惚れ。
透明なプラスチックの本体から内部構造が透けて見えるの、凄くいい。
視界に入るなり真っ先に飛び付きました。
早速試聴機のプラグをプレイヤーに、イヤーチップを耳に突っ込み、いつも通りに操作し、お気に入りをかける。
ヤバい。
音質とかの話はあまり詳しくないので語彙力が足りないけど、
なんかこう、普段はあまり意識していなかったところまでクリアに入ってくる。
かといって低音が物足りないなんてことはなく、しっかりズンズンドンドンと鳴る。(個人的にはここが凄い重要)
耳の後ろから回り込むタイプで、耳にぴったり密着するので、ノイズキャンセリングが無くても周りの雑音はあまり気になりません。
音楽が直接脳に注ぎ込まれる感じです。
大袈裟かもしれませんが、真横で生の楽器で演奏してるかのように感じました。
その日は持ち合わせが少なくて一旦諦めて、後日お金を下ろして再びヨドバシへ。
ない。
まさかの在庫切れ。
その上、頼みの綱のAmazonでも在庫切れ。
そして先週、懲りずにもう一度ヨドバシに行ったらたまたま入荷されていて、やっと購入できた次第です。しかもポイント還元率アップのキャンペーン中だったのでラッキー!
ネットでのレビューも軒並み高評価でした。なのでわりとこだわりのある人でも満足できるのではないでしょうか。
僕みたいなニワカでもウォークマンのオマケとの違いが分かるレベルで良いですね。
ここ数年で一番いい買い物だと思ってます。
では、また。